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在宅で療養される患者様とそのご家族を支援します。

    めぐみ薬局 

ごあいさつ

私は約20年間、複数の薬局で調剤・服薬指導に携わってまいりました。
近隣に医療機関のある いわゆる門前薬局でしたので、診察を終えた患者さんが次々処方箋を持って来られます。医療ビルのように数件の医療機関の処方箋が1件の薬局に集まるところでは、とにかく早く、正確に調剤し、要領よく投薬することが求められます。少しでももたもたしていると、あっという間に待合室に立ち見が出来てしまいます。歳を重ねるとともに、調剤マシーンのような仕事に疑問を覚えるようになってきました。


服薬状況の気になる患者さんはたくさんいます。でも、薬局の窓口では1人の患者さんに多くの時間はかけられません。雇われ薬剤師の立場で、頼まれもしないのに自宅に訪問するわけにはいきません。もっとゆっくり丁寧にひとりひとりの患者さんと向き合いたい。

そんな気持ちから始めたのが、独居高齢者の訪問ボランティアです。残薬をみせてもらうと、スーパーのビニール袋いっぱいの薬を抱えて持ってくる。たくさんありすぎて何が何だかわからないという。血圧や糖尿のくすりなどもたくさん残っていたりする。だが、先生には言いにくいので、きちんとのんでいると言っているのだそうだ。薬局の窓口でひととおり説明は受けて帰っても、お年寄りには理解しづらく、すべて覚えるのは難しいでしょう。


患者宅を訪問して話すと、自分の居宅という安心感からか、いろいろな話を聞くことができます。残薬確認は大切な作業ですが、ただのチェックだけで済まさず、なぜ薬が残るのかをはっきりさせることが大切です。
・薬が多くてのみ方が複雑でわからないから
・剤形や味がのみづらいから
・のむと嫌な症状(副作用)がでるから
・強い薬と認識していてあまりのまない方がいいと思っている
・たくさん薬をのみたくないから
など、のまない理由を患者さんとの会話の中からくみ取ることで、残薬問題は解決できます。薬局の窓口やドクターの前では言えないことも話してくれたりするのが居宅訪問のよいところです。

こうして高齢者宅を訪問するうち、一薬剤師としてできることの限界を感じるようになりました。薬局であれば調剤行為ができるので、一包化などの服薬支援ができるし、処方医に患者さんの状況を伝えて問題を解決することもできます。そこで在宅療養支援をする専門の薬局を開設しようと思ったのです。経営的にはかなり厳しいのは覚悟の上で、ライフワークとしてやっていきたいと思っています。